就活の面接、特に最終面接で、第一志望ではない会社に第一志望かどうか聞かれた時、嘘をつくべきか馬鹿正直に本音を言うべきか本気で悩んでいる人の疑問に答えます。
こんにちは、shintaです。
今の時期は、大学3回生の人たちが就職活動を自分のこととして捉え始める程度の時期だと思います。
実際に企業の所に行き、面接を経験した人はかなり少ないでしょう。
選考に応募し、履歴書、エントリーシート、作文などの書類選考が通り、グループディスカッションも通り、1次、2次・・・と順調に面接も通ると残るは最終面接です。
最終面接は、学生の能力や経験なども勿論見られますが、それまでの選考以上に志望度をよく見られるように感じました。
企業側からすると、内定辞退をされたくありませんし、本気で入社したいと思ってくれている学生を採用したいと思っていると考えられるからです。
「なぜウチに入社したいのかね?」と掘り下げて質問してきます。
今回は、最終面接での私の体験談についてお話しします。
目次
「弊社が第一志望ですか?」と聞かれた
私が受けた会社をA社とします。
A社の最終面接を受け、志望動機、希望の配属先、なぜ当社なのか、その理由などの志望度の高さを確認するような質問に答えました。
その後、A社の社長から「弊社が第一志望ですか?」と聞かれました。
学校の就職課の先生からは「第一志望ですか」と聞かれた時は、「御社が第一志望です」と言うようにアドバイスされていました。
しかし、正直な気持ち、どこが一番とは言えないぐらい、受けている会社全部が同じぐらいの志望度でした。
私の性格上、自分の気持ちに嘘をつくというのはどうしてもしたくありませんでした。なのでとっさに、
「う~ん・・・どこが一番というのは正直わからないですねぇー」とバカ正直に答えてしまいました。
その一言がきっかけでムードが悪くなったりはしませんでしたし、帰りの時も丁寧に見送ってはくれました。
しかし、後々考えると、「第一志望とはっきり言えないような会社からは内定もらえないよなぁ」と考え、深く落ち込みました。
親にもこの話しをしましたが、「縁がなかったのかもしれないな」という反応でした。
選考の結果は?
これまでのサイレントお祈り(不合格の時に選考結果が送られてこないこと)ように選考の結果がリクナビから送られて来ないので、やはり落ちたのだろうと思っていました。
しかし、数日後に電話がかかってきました。
電話での連絡は今まで一回もなかったので、なぜなのかと思いながら電話に出ました。
会話の内容は一字一句完璧には覚えていませんが、以下のような感じでした。
A社採用担当「もしもし、A社の○○です。お世話になってます。今お時間大丈夫ですか。」
私「はい、お世話になってます。大丈夫です。」
A社採用担当「厳正なる選考の結果、私さんの採用を内定しましたので…以下省略」
私「あ、ありがとうございます…以下省略」
誰もが予想しなかった結果になりました。
なぜこのような結果になったのか?
原因を考えてみました。
内定辞退を想定して、多めに内定を出していた
これは実際にA社の採用担当者がそう仰っていました。
地方の中小企業だったから
都会にある超大手企業であれば、いつの時代も買い手市場です。
採用予定人数の数倍、数十倍もの就活生が応募してきますし、その中には社内で活躍してもらえそうな、優秀な人材も必要以上にいるはずです。
超大手企業から私のようなパターンで内定を貰える可能性は限りなくゼロに近いでしょう。
しかし、地方は若者がどんどん減っているので、基本的に人手不足です。
それでも超人気企業や、採用予定人数が極端に少ない会社だと難しいですが、それ以外だと今回の私のケースも可能性がないことはないはずです。
私の何かを気に入ってもらえた
実は、一回目の面接から、社長の反応は良かったです。その時は機嫌が良かっただけだと思っていましたが。
内定後にお会いした際に、私の○○な所が良いと思って内定を出したなどと話しをしてもらえました。
また、採用担当の方ととても趣味が合っていたことも影響していたでしょう。(けっこうニッチな趣味だったので)
まとめ
就職活動の最終面接で社長に「弊社が第一志望ですか?」と質問された時「まだわかりません」とバカ正直に答えた結果、私は内定を頂けました。
逆に、「弊社が第一志望ですか?」という質問には必ず「はい」と言うべきだ」と主張する人もいます。
しかし、この記事を読んでいるあなたも、私のようにどうしても嘘がつけない性格なのかもしれません。
そうであるならば、第一志望とは考えていない会社に「弊社が第一志望か?」と聞かれた時は、素直な気持ちを答えてみることをオススメします。
そうすることでその会社から内定をもらえるかどうかはわかりませんが、いずれにせよあなたにとって最適な結果になるはずです。